「表の作り方」縦軸/横軸 どっちがどっち?

「表の作り方」縦軸/横軸 どっちがどっち?

プレゼン資料で「表」が必要なとき、縦軸と横軸のどちらにどの項目をもってくるべきか、悩む人が多い。

資料作成代行の仕事をしていると、縦軸と横軸が逆になっている「表」と、たまに出会う。

私自身も、「あれ、どっちがどっちだ?」と混乱し、両方のパターンを作成して分かりやすいほうを選ぶという、不毛な作業に時間を取られることがある。

とはいえ、縦軸と横軸が逆な「表」は、読み手を混乱させ、むしろないほうがマシだった!という悲劇を招く。

そうならないためにも、縦軸と横軸の項目の置き方について、考えてみることにした。

違和感のある「表」

まずは、定義から。表とは、データを、縦横の罫線で格子状に区切ったセルに記述して表したもの。表を利用することで、データの傾向や特徴を一覧形式で表すことが可能となる。

マトリックス表

 

この表を使用して、猫の種類による性質の違いを比較したものが、以下。
※我が家の猫分析なので、根拠は私の感覚のみ。

垂直項目

ここで、「あれ、おかしくない?」と違和感を覚えた方、その感覚に自信を持ってください♪

上記は間違い。正解はこちらで、縦軸と横軸が入れ替わったもの。

水平項目

では、なぜ後者が正しいのだろうか?

問題を解くカギは「視線の流れ」

プレゼン資料を見た場合、視線の流れは、まずは左上にぽーんといき、その後、右側に流れる。

つまり、こういうことだ。

表の視線

そのため、比較したいものを横軸に並べると、視線の流れに沿っているため、比較しやすい・・・というより、無意識に比べてしまう。

逆に、比較したいものを横軸に並べないと、その違いを、違いとして認識しずらくなるのである。

 

最初の残念な表を、再度登場させると、

垂直項目

これだと、「猫の種類による」ではなく、ある種類の猫についての「性質」を比べていることになる。

つまり、黒猫は、社交性と、忠誠度が高く、図太さが低い。
三毛猫は、社交性と、忠誠度が低く、図太さは普通。
トラ猫は・・・・というように。

各猫の性質を、それぞれに分析したいのであれば、この表でも正解であるが、
そもそもの目的は、「猫の種類による」性質の違いを比較することであったはずだ。

ならば、「猫の種類」を横軸にもってこなければ、その差が浮き出てこない。

だから、これが正解なのである。

水平項目

社交性が一番高いのは、黒猫とトラ猫、忠誠度は黒猫、図太さはトラ猫がピカイチか・・・

ならば、図太さ優先で、トラ猫を飼うか!という比較検討ができるわけである。

そして更に見やすくするために、高い数値のセルを塗りつぶしたり、項目に写真を挿入して可視化を高めたりと、デザインの世界へと行くのである。

猫写真入り表

蛇足)改めて見ると、三毛猫の評価が低かった・・・ごめんよ、ちゃい(←三毛猫)。君にも数値にはでてこない良いところが沢山あるのに・・・

比較したいものを、横軸へ!

今回の内容を、一言でまとめると、

「表」を作成する際は、比較したい内容を横軸に並べるべし!

これを念頭に置いて、グーグルで「表」の画像検索をすると、選択ミスを発見することができるので、是非、やってみてください。

また、過去にご自分が作成した表が、失敗例になっていないか、こっそり見返してみてくださいね!

投稿者プロフィール

市川 真樹
市川 真樹プレゼン資料コンサルタント
プレゼン資料作成のスペシャリスト。
見栄えを上げる「パワーポイント術」、人や組織を動かす「スライド理論」、魅せる×伝わる「デザインの知識」をベースに、スライド作成代行サービス、企業研修・セミナーを展開中。