プレゼン資料の「表の作り方」縦/横 どっちがどっち?

プレゼン資料の「表の作り方」縦/横 どっちがどっち?

プレゼン資料作成中に「表」で何かを比較したいとき、縦と横のどちらにどの項目をもってくるべきか、悩む人が多い。

私自身も、「あれ、どっちがどっちだ?」と混乱し、両方のパターンを作成して分かりやすいほうを選ぶという、不毛な作業に時間を取られることがある。

しかし、ここでぱぱっと感覚的に作表して縦と横を逆にしてしまうと、読み手にきちんと伝わらず、むしろないほうがマシだった…という悲劇を招く。

結論から言おう。

  • 「文章」の場合:比較したい情報は「横」に並べる
  • 「数値」の場合:比較したい数値は「縦」に並べる

 

 

それでは、解説をスタートしよう!

 

「文章」の場合

以下の表は、「時系列で、各市の動向を比較する」ために作成された、架空の自治体の資料である。

この資料を用いて、「2018年4月『市の都市計画案』において、A市、B市、C市の相違点は・・・」というように、各市の動向を比べるプレゼンをしたいという意図がある。

自治体横軸

 

ここで、「あれ、おかしくない?」と違和感を覚えた方、その感覚に自信を持ってください♪

上記は間違い。正解は以下で、縦と横が入れ替わったもの。

 

 

では、なぜ後者が正しいのだろうか?

 

文章情報のカギは「視線の流れ」

文章情報を見た場合、聞き手の視線は、まずは左上にぽーんといき、その後、右側に流れる。

つまり、こういうことだ。

表の視線

そのため、比較したい情報を横に並べると、視線の流れに沿っているため、比べやすい・・・というより、無意識に比べてしまう。

逆に、比較したい情報を横に並べないと、その違いを、違いとして認識しづらくなるのである。

 

最初の残念な表を、再登場させると、

自治体横軸

 

これだと、A市について、「市の都市計画案」のときはこうでした、「県の指摘事項」のときはこうでした、「協議結果と今後」のときはこうでしたというように、時系列でA市の動向を比べている(≒追っている)となってしまう。

A市の動向を時系列にプレゼンするだけであれば、この表が正解である。


しかし、そもそもの目的は、「時系列で、各市の動向を比較する」ことであったはずだ。

ならば、「各市(A市、B市、C市)」を横に並べなければ、その差が浮き出てこない。

だから、以下が正解なのである。

 

 

「数値」の場合

しかし、比較したい情報が「数値」の場合は、状況が変わってくる。

A社~F社の売上高を比較したいとき、各社を比べたいからと「文章情報」と同様に横に並べてしまうと・・・

 

数値の場合は、桁を揃えたほうが比較が容易になるため、以下のように縦に流すのが正解となる。

 

 

数表についての参考資料:データビジュアライゼーションの教科書

 

まとめ

以上、今回の内容をまとめると、

  • 「文章」の場合:比較したい情報は「横」に並べる
  • 「数値」の場合:比較したい数値は「縦」に並べる

表の場合、エクセルを用いた数表が主流であるため、文章情報も同じように縦で対処しがちである。

しかし文章の場合は、視線の流れを考慮して比較したい情報を横並びにしたほうが、わかりやすくなる。ちなみに、〇や×などの記号を使って比較する場合も、文章と同様に考えてよい。

縦横どっちがどっち、ドツボにはまるスポットですが・・・ご参考にしていただければ幸いです!

 

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投稿者プロフィール

市川 真樹プレゼン資料コンサルタント
プレゼン資料作成のスペシャリスト。
見栄えを上げる「パワーポイント術」、人や組織を動かす「スライド理論」、魅せる×伝わる「デザインの知識」をベースに、スライド作成代行サービス、企業研修・セミナーを展開中。