第3話 考えを整理する方法
前回、パワポ姐さんから渡された「思考整理隊長」の地図を頼りに、
黙々と歩くこと15分。
目的地に辿り着くと、変な生き物が一匹、私を待ち構えていた。
目を凝らしてみると、、、
どうやら、この蛙みたいなのが、「思考整理隊長」みたい。
どうやら、話は通っているらしく、一安心❤
・・・・も、つかの間。
いきなり、課題を突き付けられた。
強みを書き出す
挨拶もそこそこに、隊長はストップウォッチを取り出し、
私が提案する新商品の「強み」を、書き出すことを強要した。
しかも、1分間で5個が目標 × 5回の地獄のしごき。。。
え~、そんなに短い間に、そんなに何度も書き出すなんて無理よ!と抗議すると、
今日は練習だから、これだけなんですよ。
帰社したら、また考えて、他部署へのヒアリングもして、
吐き出してくださいね。
と、さらりという。。。
でも、考えてみれば、新商品の強みについて、今まで散々モヤモヤ考えてきたのだから、
それなりに書き出せそう・・・かも。
仕方ないので、泣きながら頑張ってみた。
グループに分ける
滑り出しは好調だったものの、後半は5個を達成できず・・・
それでも、なんとか合計15個ほどの強みの箇条書きが出来上がった。
隊長いわく、この洗い出し作業は、日々訓練することで、上達するらしい。
言われるがままに、箇条書きの山をわけていく。
内容が重複した箇条書きを削除したり、合体させたりして整理していくと・・・
新商品の強みが、3つのカテゴリーに分類できた!
なるほど、考えって、こうやって整理するのね~
結論を導き出す
それでは最後に、整理した3つの強みから導き出される結論を考えてくださいと、隊長が続ける。
すると、こんな構図が出来上がった!
新商品の強みを説明するときは、このフレームワークに沿って、
まずは結論を述べ、次にその根拠となる強みA、B、Cを説明し、
その後、個々の強みの具体例となる強みたちについて語ってください。
ポイントは、最初に話の全体像を、聞き手に見せてあげることです。
「安心して聞ける態勢」を、聞き手に準備してあげましょう!
と、隊長がなんだか熱く語っている。
ふ~ん、そうなんだ、意外に簡単❤
これをこのまま、スライドに落とせば、提案書の出来上がりじゃない!
さあ、パワポ姐さんのところへ戻ろう~!
すると、、、
そして裏には、「プレゼンの構成博士」の文字が!
残念ながら、まだまだ、パワポ姐さんのところには戻れないみたい。。。
つづく
投稿者プロフィール
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プレゼン資料作成のスペシャリスト。
見栄えを上げる「パワーポイント術」、人や組織を動かす「スライド理論」、魅せる×伝わる「デザインの知識」をベースに、スライド作成代行サービス、企業研修・セミナーを展開中。
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