プレゼン資料のデザインを「ポケモンGO」で考える

プレゼン資料作成セミナーで、

文字ばかりじゃダメなのは、分かった。
でも、ビジュアル化ができないんだ!

という嘆きに、よく出会います。

あれこれ説明を聞いて「なるほどね~」と頭では分かったつもりでも、
いざ、帰宅してパワーポイントを開くと、

やっぱり、できん ~o(`ω´ )o

となるのが、世の常、人の常。。。

そういう場合は、自分の頭で考えるのをさっさと放棄し、
世の中に溢れている、見やすく、分かりやすい事例を、
真似するところからスタートしましょう♪

というわけで、今日は世界を凌駕している、
ポケモンGOの見える化の手法について、考えていきます。

説明書を読まなくても、みんなが理解してしまう、
ポケモンGOの素晴らしく分かりやすいデザイン。

これを、参考にしない手はないですからね❤

 

もし、こんなポケモンGOだったら?

ついつい、文字だらけの資料を作ってしまう人に質問です。

もしこんな画面だったら、ポケモンGOは、世界を虜にできたでしょうか?

pockemon_moji

確実に、無理!(^ω^)

では、どうするか?

当然、文字の情報を、見える化する必要がある。

pockemon_visualization

当たり前だけど、素晴らしく分かりやすい!

じゃあ、、、なんで分かりやすいのでしょうか?

 

ポケモンGOのデザイン:配色

まずは、色の使い方。

それぞれのモンスターたちは、いろんな色をしているのですが、
モンスターの情報掲載部分は、すべて同一のデザイン。

使われている色は、大体この3色。

pockemon_color

厳密ではないけれど、反対色を使用している。

colorset

「がちゃがちゃと沢山の色を使ってはいけない!」のは、見やすいデザインの鉄則❤

 

ポケモンGOのデザイン:数値の見える化

数値は体感しないと、危機感が湧かない!

自動車の速度計だって、ガソリンの容量計だって、そうだよね~

もし、数字がかちゃかちゃと入れ替わるだけの表記だったら、
スピード違反やガス欠が絶えない、車がしょっちゅう転がっている世の中になるはず。。。

ポケモンGOの画面では、
強さであるCPを半円グラフで、
体力であるHPを棒グラフで表している。

pockemon_figure


こんな風に、数値を見える化してくれるものだから、
CPをもっと増やしたい~という達成欲がくすぐられ、
ポケモンを探しに、奴らが出現する公園へGOしてしまう。

これはもう、仕方がない。人間の性ってものなのだ。。。

ちなみに、HPは満タン。なんだかとっても安心感、でしょ?

数値を体感すると、人は動きたくなってしまうもの❤
プレゼン資料でも、これを応用しない手はないはず!

あとは、数字表記の鉄則、数字は大きく、単位は小さくもお忘れなく。

 

ポケモンGOのデザイン:アイコン

情報の見える化の強い味方、アイコンを使用すると、
なんだかかわいい❤などと、情報に親しみが湧きます。

ポケモンGOが、その手を使わないはずがありません!

ここでは、「編集」「ほしのすな」「アメ」にアイコンが使われています。
pockemon_icon


アイコンのいいところは、分かりやすいだけではなく、
広く使われているものならば、文字情報が割愛できることです。

「編集」のペンマークがそれに当たります。

また、特殊なアイコンでも、最初に説明しておけば、
2度目の使用から、文字情報を割愛できます。

ここでは、「ほしのすな」と「アメ」のアイコンが、そうです。

「強化」のために、ほしのすなが400、アメが1個、
「進化」のために、アメが25個必要なのですが、

ここで、「ほしのすな」や「アメ」と、再度表記していたら、
スペースもとるし、全体的にびっちりした、ダサい画面になってしまいます。

情報をすっきり整理するためにも、アイコンは必須アイテムなわけです。

これも、プレゼン資料作成に、まるっと活用できますね!

 

・・・と、このように、、、
世界中の人々がハマっているポケモンGO!

今日は、一例を紹介しましたが、世界を動かしているデザインから、
プレゼン資料に転用できるヒントを探ってみるのも、
なかなか、楽しいよ~❤

試してみてね!

 

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投稿者プロフィール

maki-ichikawa
市川 真樹プレゼン資料コンサルタント
プレゼン資料作成のスペシャリスト。
見栄えを上げる「パワーポイント術」、人や組織を動かす「スライド理論」、魅せる×伝わる「デザインの知識」をベースに、スライド作成代行サービス、企業研修・セミナーを展開中。